2021年9月29日
【中止となりました】
ファイザーの「コンジュゲート化莢膜糖類抗原を含む免疫原性組成物およびその使用」に関する特許第6335326号に対する無効審判請求事件(無効2020-800054号)の口頭審理
請求人 メルク・シャープ・アンド・ドーム・コーポレーション
被請求人 ファイザー・インク
訂正前の請求項1
「ストレプトコッカス・ニューモニエ(S.pneumoniae)血清型22Fグリココンジュゲートを含む免疫原性組成物であって、グリココンジュゲートが1000kDa~12,500kDaの分子量を有し、ストレプトコッカス・ニューモニエ(S.pneumoniae)血清型22Fに由来する単離された莢膜多糖および担体タンパク質を含み、ここにおいて、ストレプトコッカス・ニューモニエ(S.pneumoniae)血清型15Bグリココンジュゲートおよびストレプトコッカス・ニューモニエ(S.pneumoniae)血清型33Fグリココンジュゲートをさらに含み、多糖の担体タンパク質に対する比(w/w)が0.4~2であり、グリココンジュゲートが、1mM多糖あたり少なく とも0.1mMアセテートを含む、免疫原性組成物。」
訂正後の請求項1
「ストレプトコッカス・ニューモニエ(S.pneumoniae)血清型22Fグリココンジュゲートを含む免疫原性組成物であって、グリココンジュゲートが1000kDa~12,500kDaの分子量を有し、ストレプトコッカス・ニューモニエ(S.pneumoniae)血清型22Fに由来する単離された莢膜多糖および担体タンパク質を含み、ここにおいて、ストレプトコッカス・ニューモニエ(S.pneumoniae)血清型15Bグリココンジュゲートおよびストレプトコッカス・ニューモニエ(S.pneumoniae)血清型33Fグリココンジュゲートをさらに含み、ストレプトコッカス・ニューモニエ(S.pneumoniae)血清型15Bグリココンジュゲートの多糖の担体タンパク質に対する比(w/w)が0.5~2.0であり、その他の前記グリココンジュゲートの多糖の担体タンパク質に対する比(w/w)が0.4~2であり、グリココンジュゲートが、1mM多糖あたり少なくとも0.1mMアセテートを含む、免疫原性組成物。」
参考:2021.05.17 「メルク・シャープ・アンド・ドーム v. ワイス」 知財高裁令和2年(行ケ)10015
・・・発明の効果に係る発明特定事項を相違点として認定し、これが容易想到でないとして発明の進歩性を肯定した審決の判断に誤りがないとされた事例・・・肺炎球菌ワクチン市場の覇権を握るのはファイザーそれともMSD?