2021年5月11日
特許6192115号「免疫原性組成物を安定化させ、沈殿を阻害する新規製剤」の無効審判請求事件(無効2020-800028)の口頭審理(請求人MSD、被請求人ワイス)
【請求項1】
シリコーン処理された容器中に含まれる多糖類-タンパク質コンジュゲートの、シリコーンにより誘発される凝集を阻害する、シリコーン処理された容器に入れられている製剤であって、(i)pH緩衝塩溶液、ここで該緩衝液は、約3.5から約7.5のpKaを有する、(ii)アルミニウム塩および(iii)CRM197ポリペプチドとコンジュゲートしたエス・ニューモニエ(S.pneumoniae)血清型4多糖類、CRM197ポリペプチドとコンジュゲートしたエス・ニューモニエ血清型6B多糖類、CRM197ポリペプチドとコンジュゲートしたエス・ニューモニエ血清型9V多糖類、CRM197ポリペプチドとコンジュゲートしたエス・ニューモニエ血清型14多糖類、CRM197ポリペプチドとコンジュゲートしたエス・ニューモニエ血清型18C多糖類、CRM197ポリペプチドとコンジュゲートしたエス・ニューモニエ血清型19F多糖類、CRM197ポリペプチドとコンジュゲートしたエス・ニューモニエ血清型23F多糖類、CRM197ポリペプチドとコンジュゲートしたエス・ニューモニエ血清型1多糖類、CRM197ポリペプチドとコンジュゲートしたエス・ニューモニエ血清型3多糖類、CRM197ポリペプチドとコンジュゲートしたエス・ニューモニエ血清型5多糖類、CRM197ポリペプチドとコンジュゲートしたエス・ニューモニエ血清型6A多糖類、CRM197ポリペプチドとコンジュゲートしたエス・ニューモニエ血清型7F多糖類およびCRM197ポリペプチドとコンジュゲートしたエス・ニューモニエ血清型19A多糖類を含む多糖類-タンパク質コンジュゲート、
を含む製剤。
以下の延長登録出願がされていることから、本件特許は「プレベナー13水性懸濁注」に関するものであると考えられる。20年の存続期間満了日は2027.04.19。
関連:
https://www.tokkyoteki.com/my-calendar?mc_id=53
出願日 | 令和02年08月14日 |
特許番号 | 6192115 |
延長を求める期間 | 2年9月10日 |
出願人
ワイス・エルエルシー
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政令で定める処分の内容
(1)特許権の存続期間の延長登録の理由となる処分
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第14条第1項に規定する医薬品に係る同条第9項の承認 (2)処分を特定する番号 22500AMX00917000 (3)処分の対象となった物 名称 一般的名称 沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン(無毒性変異ジフテリア毒素結合体) 販売名 プレベナー13水性懸濁注 有効成分 肺炎球菌莢膜ポリサッカライド(血清型1)-CRM▲197▼結合体 肺炎球菌莢膜ポリサッカライド(血清型3)-CRM▲197▼結合体 肺炎球菌莢膜ポリサッカライド(血清型4)-CRM▲197▼結合体 肺炎球菌莢膜ポリサッカライド(血清型5)-CRM▲197▼結合体 肺炎球菌莢膜ポリサッカライド(血清型6A)-CRM▲197▼結合体 肺炎球菌莢膜ポリサッカライド(血清型6B)-CRM▲197▼結合体 肺炎球菌莢膜ポリサッカライド(血清型7F)-CRM▲197▼結合体 肺炎球菌莢膜ポリサッカライド(血清型9V)-CRM▲197▼結合体 肺炎球菌莢膜ポリサッカライド(血清型14)-CRM▲197▼結合体 肺炎球菌莢膜ポリサッカライド(血清型18C)-CRM▲197▼結合体 肺炎球菌莢膜ポリサッカライド(血清型19A)-CRM▲197▼結合体 肺炎球菌莢膜ポリサッカライド(血清型19F)-CRM▲197▼結合体 肺炎球菌莢膜ポリサッカライド(血清型23F)-CRM▲197▼結合体 (4)処分の対象となった物について特定された用途 肺炎球菌による疾病に罹患するリスクが高いと考えられる者 肺炎球菌(血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F及び23F)による感染症の予防 1回0.5mLを筋肉内に注射する |