2008-03

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*Pharma/IP news

2008.03.29 「エーザイ 米国「アリセプト®」特許侵害訴訟における仮差止め請求で勝訴」

エーザイ(Eisai)が販売するアルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト(Aricept)®」(一般名:塩酸ドネペジル(donepezil hydrochloride)、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤(acetylcholinesterase inhibitor))の後発品をFDAに申請(ANDA)したテバ(Teva)に対し、エーザイが、保有する物質特許(U.S. Patent No. 4,89...
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*Case2008

2008.02.29 「ティロッツ・ファルマ v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10236

原告主張の実施例は本願発明の実施例とはいえないとされた: 知財高裁平成19年(行ケ)10236 【背景】 「オメガ-3ポリ不飽和酸の経口投与剤」に関する発明についての出願(特表平11-509523)の拒絶審決取消訴訟。 争点は、本願の特許請求の範囲の記載が、明細書の発明の詳細な説明に記載されているかどうか(特36条6項1号、いわゆるサポート要件)であった。 請求項1: 有効成分としてオメガ3-ポリ...
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*Case2006

2006.10.25 「ノバルティス v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10773

薬剤耐性という観点で疾患を限定した医薬発明に進歩性は認められるか?: 知財高裁平成17年(行ケ)10773 【背景】 ノバルティス(Novartis)を出願人とする本願発明(出願番号: 平成8年特許願第533792号)は、テルビナフィン(terbinafine)とアゾール系14 α-メチルデメチラーゼ阻害剤の併用抗真菌剤であり、対象疾患を「アゾール耐性真菌感染症」と限定していた。 同一併用抗真菌剤...
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*Pharma/IP news

2008.03.18 「OSI Pharmaceuticals Announces That the Prior Revocation of Its European DP-IV Patent Has Been Upheld」

OSI pharmaceuticalsのpress release(SEC filing)によると、 EPO審判部は、OSIが保有する、ジペプチジルペプチダーゼIV(dipeptidyl peptidase IV(DP-IV、DPPIV又はDPP-4))に関する特許のひとつ(EP0896538: USE OF ACTIVITY INHIBITING DIPEPTIDYL EPTIDASE IV E...
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*Case2008

2008.02.29 「A v. 三菱化学」 東京地裁平成19年(ワ)12522

職務発明の相当の対価請求権の消滅時効: 東京地裁平成19年(ワ)12522 【背景】 被告(三菱化学)の元従業員である原告(A)が、被告に対し、職務発明に係る特許権について相当対価の支払を求めた。 被告は、相当の対価請求権は時効により消滅したと主張した。 本件発明は、職務発明であり、被告は原告ら共同発明者から特許を受ける権利を承継、特許出願をし、特許(本件発明1: 第1466481号; 本件発明2...
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*Case2006

2006.10.17 「X v. 日立製作所」 最高裁平成16年(受)781

職務発明 - 外国特許を受ける権利の譲渡に伴う対価請求: 最高裁平成16年(受)781 【背景】 原告Xは、職務発明について、我が国の特許を受ける権利と共に外国の特許を受ける権利を使用者に譲渡したことにつき、使用者に対し、特35条所定の相当の対価の支払を求めた。日立は、外国特許に基づき、複数の企業との間で実施許諾契約を締結し、その実施料を収受するなどして利益を得ていた。 【要旨】 「従業者等が特3...
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*Case2006

2006.09.28 「アボット・セントラル硝子 v. バクスター」 東京地裁平成17年(ワ)10524

セボフルラン(Sevoflurane)- 貯蔵方法の特許権が後発品排除に有効に働いた事例: 東京地裁平成17年(ワ)10524 【背景】 ルイス酸抑制剤で被覆する工程を含むセボフルランの貯蔵方法に関する特許(第3664648号)を有する原告(アボット、アエントラル硝子)が、被告(バクスター)に対し、被告が輸入および販売の準備をしている後発品で全身吸入麻酔剤「セボネス」(一般名:セボフルラン)の生産...
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*Case2006

2006.09.27 「エーザイ v. 東和薬品」 知財高裁平成18年(ネ)10011

カプセル及びPTPシートの外観は商品等表示?: 知財高裁平成18年(ネ)10011 (原審: 2006.01.18 東京地裁平成17年(ワ)5651 標章目録) 【背景】 被控訴人販売のジェネリック医薬品のカプセル及びPTPシートの色彩構成が、エーザイ(控訴人)販売の先発医薬品(胃炎・胃潰瘍治療剤「セルベックスカプセル50mg」、有効成分はテプレノン(teprenone))と類似しているため、不競...
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*Case2006

2006.09.27 「バイエル v. 国」 東京地裁平成18年(行ウ)186

年金支払いは確実に!: 東京地裁平成18年(行ウ)186 【背景】 原告は、「殺虫剤組成物」に関する特許権(第2017484号)の特許料の納付事務を年金管理会社であるCPAに委任していたが、CPA担当者が退職前に引継ぎしなかったため、追納期間内に年金納付できず、特許料納付書を却下する手続却下の処分を受けた。 原告は、前記追納期間を徒過したことについて、特112条の2第1項の「その責めに帰することが...
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*Pharma/IP news

2008.03.05 「財務省、知的財産侵害医薬品の輸入差止状況を発表」

財務省の発表によると、2007年に税関が差し止めた医薬品は96,591点(2006年の4,213点から大幅に増加)。2006年以降、複数の医薬品に関する輸入差止申立てを受理し取締りを強化したことが、差止点数の大幅な増加につながったとのこと。 参考: 財務省 プレスリリース: 2008.03.05 平成19年における知的財産侵害物品の差止状況 財務省 関税局 税関 website: 知的財産の輸入差...
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*Case2007

2007.09.10 「大洋薬品 v. アステラス」 知財高裁平成19年(ネ)10034

セフジニルの結晶形特許の有効性は?: 知財高裁平成19年(ネ)10034 【背景】 2007.03.13 「アステラス v. 大洋薬品」 東京地裁平成17年(ワ)19162の控訴審。 抗生物質セフジニル(商品名:セフゾン®カプセル)のA型結晶に関する発明(特許第1943842)の特許権者であるアステラス製薬が、その後発医薬品としてセフジニルを有効成分とする大洋薬品製剤の製造販売の差止め及び同製剤の...
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*Pharma/IP news

2008.03.05 「アステラス v. 大洋薬品 セフゾン訴訟和解へ」

セフゾン(Cefzon、一般名:セフジニル(Cefdinir)、経口用セフェム系製剤)の特許侵害訴訟に勝訴したアステラス製薬は、大洋薬品に対して、セフゾン特許存続期間中に大洋薬品がした後発品薬価申請行為が不法行為であるとして、セフゾンの2006年4月の薬価改定時の特例引下げ(通常改定に加えて8%の追加引下げ)分を逸失利益とする損害賠償請求訴訟も提起していたが、大洋薬品がアステラス製薬へ和解金を支払...
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*Topics

「医薬系”特許的”判例」ブログ 2008年2月の検索ワード/フレーズ/コメント

「医薬系"特許的"判例」ブログでは、最近の日本における医薬特許判決、特に医薬特許のライフサイクル最大化に関する側面についてコメントしています。 Iyakukei-"Tokkyoteki"-Hanrei blog provides comments about recent pharmaceutical patent cases in Japan, especially aspects relati...
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