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楽天メディカル、光免疫療法の技術基盤プラットフォーム 商標権の問題で「イルミノックス(Illuminox)」から「アルミノックス(Alluminox)」へ名称変更を発表

2022年3月8日、楽天メディカルは、特定の細胞に選択的に光感受性物質を運び、光を照射することによって標的の細胞を壊死させる治療法を開発するための独自技術基盤に使用してきた「イルミノックス(Illuminox)」の名称について、グローバルでの使用に商標権の問題が生じたため、2022年4月1日より順次使用を中止し、新しい名称「アルミノックス™(Alluminox™)」を使用することを発表した。

新たな名称「アルミノックス™(Alluminox™)」には、「世界中(All over the world)のがん患者さんの生きたい未来を支えるため、光(Illumination)でがんをノックアウト(knockout)する」という想いが込められているとのこと。

なお、本技術基盤を基に開発され、日本において「切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌」を適応として承認を取得した医薬品「アキャルックス®点滴静注250㎎」および医療機器レーザ装置「BioBlade®レーザシステム」の名称に変更はない。

2022年3月8日時点で商標出願「アルミノックス(Alluminox)」を確認したところ、状況は以下のとおり。

  • 「アルミノックス」について、楽天メディカルを出願人とした日本での商標出願はJ-PlatPatには公開されていない。
  • WIPO Global Brand Databaseによると、「ALLUMINOX」について、米国での出願が1件
  • 米国における「ALLUMINOX」の商標出願97065108は、楽天メディカルを出願人として、2021年10月8日に出願されており、審査待ちの状況。

参考:

  • 2022.03.08 楽天メディカル press release: 新名称「アルミノックス™(Alluminox™)」の使用開始について
  • 「アキャルックス®点滴静注250㎎」は、楽天メディカルが、日本において、2020年9月25日に、「切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌」の効能又は効果で製造販売承認を取得した。キメラ型抗ヒト上皮成長因子受容体(Epidermal Growth Factor Receptor:EGFR)モノクローナル抗体(IgG1)であるセツキシマブと光感受性物質である色素IR700を結合させた抗体-光感受性物質複合体であるセツキシマブ サロタロカンナトリウム/Cetuximab Sarotalocan Sodium(遺伝子組換え)を含有する。頭頸部癌における本治療は、アキャルックスⓇと点滴静注終了後にレーザ光を病巣部位に照射する医療機器のBioBlade®レーザシステムとを併用する。

  • 上記「アキャルックス®点滴静注250㎎」の承認に基づいて存続期間延長登録された、楽天メディカルが保有する日本特許6689439(存続期間満了日: 2037年2月2日)の請求項1は以下のとおり。
 【請求項1】
抗原、タンパク質または細胞表面標的分子に結合する標的化分子にコンジュゲートしたフタロシアニン色素を含む薬学的組成物であって、
該フタロシアニン色素が、式:
を含み、式中・・・(省略)・・・であり、ならびに
該薬学的組成物が、以下の特徴:
(a)遊離色素が3%以下;
(b)高分子量種が5%以下;
(c)低分子量種が5%以下;および
(d)単量体が92%以上、
を含む、
薬学的組成物。

コメント

  1. Fubuki Fubuki より:

    【関連】
    知財管理 2024年6月号 (NO.882), p701-713
    「光免疫療法薬についての知的財産研究 -治療に複数工程を要する医薬品の例として-」
    医薬・バイオテクノロジー委員会第1小委員会
    アキャルックスを例に、複数の技術を組み合わせた治療法、特に、複数主体の問題についてクレームドラフティングの工夫及び出願戦略についての提案が検討されている。
    https://www.jipa.or.jp/kikansi/chizaikanri/mokuji/mokuji2406.html

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