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真核細胞で使用するCRISPR-Cas9の先発明を巡るインターフェアレンス ブロード研究所に再度軍配があがる

真核細胞で使用するCRISPR-Cas9に対するクレームの先発明を巡って、CVC(カリフォルニア大学バークレー校、ウィーン大学、Emmanuelle Charpentier氏; Junior party)の一部の特許出願とBroad研究所(Broad研究所、MIT、ハーバード大学; Senior Party)の特許との間で争われていた米国でのインターフェアレンスにおいて、2022年2月28日、米国特許商標庁USPTO特許審判部(PTAB)は、ブロード研究所の特許が適切に発行されていることを再度確認する決定を下しました(Patent Interference No.106,115)。

この決定を受けて、ブロード研究所がステートメントをウェブサイトにアップデートしています。

真核細胞で使用するCRISPR-Cas9システムに対するクレームについて、CVCは、実験ノートの記録を提出するなどして先発明(priority)を主張しましたが、その発明の優先順位はブロード研究所にあるとの決定が下されました。

「The pages also indicate that the CVC inventors had a plan to “test whether the strategy can be used to induce DSBs in mammalian cells in a sequence-specific fashion.” (Ex. 4381, 14.)」Patent Interference No. 106,115 Decision on Priority – 37 C.F.R. § 41.125(a)より

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