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アステラス製薬、MSNとのMyrbetriq®米国特許訴訟で「過去の和解契約の修正」を発表

2026年04月24日、アステラス製薬は、MSN Pharmaceuticals, Inc.およびMSN Laboratories Private Ltd.(以下「MSN」)が、両社間で締結していた 過活動膀胱治療剤 Myrbetriq®(一般名:ミラベグロン/Mirabegron)に関する米国特許権侵害訴訟の「過去の和解およびライセンス契約」を修正するオプション権を行使したと発表しました(アステラス製薬 press release: MSNとMyrbetriq®に関する過去の和解およびライセンス契約を修正)。

今回の修正契約に基づき、アステラス製薬は 一時金 7,500万米ドルを受領し、さらに、MSN が米国内で販売する対象製品について 1単位当たりのライセンス料を受領することになります。

MSNは、Myrbetriq®の後発品を米国で販売するためANDA申請を行い、アステラス製薬の特許に対してParagraph IV通知を提出していました。これに対し、アステラス製薬は米国デラウェア連邦地裁に特許権侵害訴訟を提起しており(Astellas Pharma Inc. v. MSN Pharmaceuticals Inc., 1:23-cv-00689, (D. Del.))、両社は訴訟の過程で和解交渉を進めていました(CIVIL ACTION NO. 23-689-JFB-CJB)。今回の「過去の和解契約の修正」は、こうした一連の交渉・訴訟対応の延長線上に位置づけられるものと考えられます。

また、アステラス製薬は2026年2月、Myrbetriq®に関する米国特許権侵害訴訟において、LupinおよびZydusと、和解金およびライセンス料の受領と引き換えに後発品の販売継続を許諾する包括的な和解契約を締結しています(2026.02.11ブログ記事「アステラス製薬、Myrbetriq®(ミラベグロン)米国特許訴訟でLupinと包括和解」参照)。今回のMSNとの修正契約における一時金 7,500万米ドルおよび 単位当たりライセンス料という構造は、LupinおよびZydusとの和解条件と整合的であり、アステラスが複数のジェネリック企業との条件をそろえる形で調整を進めているように見受けられます。

アステラス製薬、Myrbetriq®(ミラベグロン)米国特許訴訟でLupinと包括和解
2026年2月10日、アステラス製薬は、過活動膀胱治療剤Myrbetriq®(一般名:ミラベグロン/Mirabegron)の後発品に対する米国特許権侵害訴訟について、Lupin LimitedおよびLupin Pharmaceuticals, Inc.(以下「Lupin」)との間で和解契約を締結したと発表しました。アステラス製薬のプレスリリースによれば、本和解により、両社間で係属していたMyrbe...

もしかすると、LupinおよびZydusとの包括和解の成立を受け、MSNも同様の条件で契約修正のオプション権を行使した、という流れで理解することができるかもしれません。

 

 

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