*Case2026 2026.04.23 「帝國製薬 v. 特許庁長官」知財高裁令和7年(行ケ)10053 ― パップ剤開発の苦労と進歩性の評価
Summary本件は、発明の名称を「水性貼付剤」とする帝國製薬の特許出願に対する拒絶審決の取消訴訟である。争点は、含水率、支持体条件、塗工量および粘着力といった数値限定・製剤条件について、引用発明との差異が進歩性を基礎付けるかであった。知財高裁は、主引用例が広い数値範囲を開示している点を重視し、本願発明の各構成はいずれも当業者が容易に想到し得るとして、進歩性を否定した審決を維持した。また、原告提出...
