Jan 28, 2008

2008.01.28 「テバが協和発酵を相手取って特許権侵害訴訟を提起(メバロチン)」

Pravastatin - Teva Pharmaceutical Industries Ltd. has filed a patent infringement lawsuit against Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. selling a generic version of Pravastatin in Japan.

テバ(Teva)が協和発酵工業(Kyowa Hakko Kogyo)を相手取ってメバロチン(プラバスタチンナトリウム(Pravastatin Sodium))の後発品製造に関して特許権侵害訴訟を東京地裁に提起したというニュース(NIKKEI NET)。

後発品メーカーの間で、とうとう特許侵害係争が起きました。後発品メーカーは、先発品メーカーの特許だけではなく、当然ですが、競合後発品メーカーの特許にも注意しなければなりません。また、見方を変えれば、先発品メーカーである三共(現、第一三共)は、有用と思われる製造関連特許をTevaに取られてしまっただけでなく、さらに三共の代わりに、他の後発品メーカーの参入を阻止してもらっているかたちに。

製造方法の改良が製造コスト等の面において非常に重要であることはもちろんですが、改良した製造関連発明の特許化によって後発品排除効果が望めるのか、製品寿命にとって価値があるのか、について検討する必要があります。テバはプラバスタチンの製造関連発明をいくつも出願していることからも(下記)、製造関連特許で他の後発品メーカーを牽制し、優位に立とうという意図が見えます。

参考:
出願人/権利者: テバ
要約+請求の範囲: プラバスタチン
という条件でJPOのIPDLで公報テキスト検索したところ、13件がヒット。

1. 特開2006-273861: 高純度スタチンナトリウム

2. 特開2006-055174: 塩析によるスタチン化合物の単離精製方法

3. 特開2006-036781: プラバスタチンラクトン及びエピプラバスタチンを実質的に含まないプラバスタチンナトリウムの製造方法

4. 特開2005-120105: プラバスタチンナトリウムの新規フォーム

5. 特表2007-533663: プラバスタチンナトリウムの製造方法

6. 特表2007-526319: 酸不安定性薬物を含んでなる安定な医薬組成物

7. 特表2007-520464: ANTIに対するSYN比率が高いスタチンの製造方法

8. 特表2007-512366: プラバスタチンの精製方法

9. 特表2006-524190: 薬剤のメントール溶液

10. 特表2005-500382: カルシウム塩型スタチンの製造方法

11. 特許3881240: 醗酵ブロスからスタチン化合物を回収するための方法

12. 特許3740062: 培養液の精製方法

13. 特許3737801: プラバスタチンラクトン及びエピプラバスタチンを実質的に含まないプラバスタチンナトリウム、並びにそれを含む組成物

2 comments:

ぎっちょん said...

三共特許を29の2で潰した先願特許3737801ですかね。

Fubuki said...

ぎっちょんさん
いつもありがとうございます。
Ref.:
2006.06.26 「三共 v. テバ」 知財高裁平成17年(行ケ)10781 (URL: http://www.tokkyoteki.com/2008/01/20060626-v-1710781.html)