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*Case2007

2007.06.28 「アプライド・リサーチ・システムズ v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10442

医薬用途発明の効果の定量性: 知財高裁平成18年(行ケ)10442 【背景】 原告は、「受精能を変化させる方法」との発明(特表平9-509418)について拒絶査定不服審判を請求したが、請求は成り立たない旨の審決をされたため、審決取消訴訟を提起した。 【要旨】 裁判所は、特36条4項について、 「この要件を医薬についての用途発明についてみると,一般に,物質名,化学構造だけからその有用性を予測すること...
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*Topics

クラビット®の特許権存続期間延長登録

・2007.09.27 「スリーエム(3M) v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10017の記事で寄せられたコメント ・アリセプト®の特許権存続期間延長登録の記事で寄せられたコメント に関してのメモです。コメントありがとうございました。 クラビット(Cravit)®(有効成分はレボフロキサシン(levofloxacin))の製造承認は1993年10月1日であり、その後、2000年8月2...
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*Topics

アリセプト®の特許権存続期間延長登録

2007.09.27 「スリーエム(3M) v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10017の記事で寄せられたコメントに関してのメモです。コメントありがとうございました。 エーザイはアリセプト®の承認に基づいて有効成分をカバーする化合物特許権(特許番号: 2578475)について下記の存続期間延長登録をした。 延長登録出願番号: 平11-700114 延長登録の年月日: 平13.12.19...
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*Case2007

2007.09.27 「スリーエム(3M) v. 特許庁長官」 知財高裁平成19年(行ケ)10017

プロピオン酸ベクロメタゾンの存続期間延長登録出願: 知財高裁平成19年(行ケ)10017 【背景】 原告(スリーエム)は、 処分の対象になった物: プロピオン酸ベクロメタゾン、 処分の対象となった物について特定された用途: 気管支喘息 ただし、 「下記の気管支喘息 ・全身性ステロイド剤依存の患者におけるステロイド剤の減量又は離脱 ・ステロイド剤以外では治療効果が十分得られない患者」 を除く。 とす...
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*Case2007

2007.02.27 「味の素 v. 中外」 知財高裁平成17年(行ケ)10732

味の素 v. 中外 「生理活性タンパク質の製造法」: 知財高裁平成17年(行ケ)10732 【背景】 「生理活性タンパク質の製造法」とする発明(特許第2576200号)の特許権者であった原告(味の素)が、特29条2項等により無効とすべきものであるとした無効審決について、その取消訴訟を提起した。 【要旨】 原告は、審決が進歩性の引例とされた論文について周知技術の認定等の進歩性の判断を誤ったものである...
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*Case2006

2006.10.25 「ノバルティス v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10773

薬剤耐性という観点で疾患を限定した医薬発明に進歩性は認められるか?: 知財高裁平成17年(行ケ)10773 【背景】 ノバルティス(Novartis)を出願人とする本願発明(出願番号: 平成8年特許願第533792号)は、テルビナフィン(terbinafine)とアゾール系14 α-メチルデメチラーゼ阻害剤の併用抗真菌剤であり、対象疾患を「アゾール耐性真菌感染症」と限定していた。 同一併用抗真菌剤...
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*Pharma/IP news

2008.03.18 「OSI Pharmaceuticals Announces That the Prior Revocation of Its European DP-IV Patent Has Been Upheld」

OSI pharmaceuticalsのpress release(SEC filing)によると、 EPO審判部は、OSIが保有する、ジペプチジルペプチダーゼIV(dipeptidyl peptidase IV(DP-IV、DPPIV又はDPP-4))に関する特許のひとつ(EP0896538: USE OF ACTIVITY INHIBITING DIPEPTIDYL EPTIDASE IV E...
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*Case2006

2006.09.27 「バイエル v. 国」 東京地裁平成18年(行ウ)186

年金支払いは確実に!: 東京地裁平成18年(行ウ)186 【背景】 原告は、「殺虫剤組成物」に関する特許権(第2017484号)の特許料の納付事務を年金管理会社であるCPAに委任していたが、CPA担当者が退職前に引継ぎしなかったため、追納期間内に年金納付できず、特許料納付書を却下する手続却下の処分を受けた。 原告は、前記追納期間を徒過したことについて、特112条の2第1項の「その責めに帰することが...
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*Pharma/IP news

2008.03.05 「財務省、知的財産侵害医薬品の輸入差止状況を発表」

財務省の発表によると、2007年に税関が差し止めた医薬品は96,591点(2006年の4,213点から大幅に増加)。2006年以降、複数の医薬品に関する輸入差止申立てを受理し取締りを強化したことが、差止点数の大幅な増加につながったとのこと。 参考: 財務省 プレスリリース: 2008.03.05 平成19年における知的財産侵害物品の差止状況 財務省 関税局 税関 website: 知的財産の輸入差...
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*Case2007

2007.09.10 「大洋薬品 v. アステラス」 知財高裁平成19年(ネ)10034

セフジニルの結晶形特許の有効性は?: 知財高裁平成19年(ネ)10034 【背景】 2007.03.13 「アステラス v. 大洋薬品」 東京地裁平成17年(ワ)19162の控訴審。 抗生物質セフジニル(商品名:セフゾン®カプセル)のA型結晶に関する発明(特許第1943842)の特許権者であるアステラス製薬が、その後発医薬品としてセフジニルを有効成分とする大洋薬品製剤の製造販売の差止め及び同製剤の...
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*Pharma/IP news

2008.03.05 「アステラス v. 大洋薬品 セフゾン訴訟和解へ」

セフゾン(Cefzon、一般名:セフジニル(Cefdinir)、経口用セフェム系製剤)の特許侵害訴訟に勝訴したアステラス製薬は、大洋薬品に対して、セフゾン特許存続期間中に大洋薬品がした後発品薬価申請行為が不法行為であるとして、セフゾンの2006年4月の薬価改定時の特例引下げ(通常改定に加えて8%の追加引下げ)分を逸失利益とする損害賠償請求訴訟も提起していたが、大洋薬品がアステラス製薬へ和解金を支払...
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*Case2006

2006.07.31 「富田製薬 v. ニプロ」 知財高裁平成17年(行ケ)10736

ニプロと富田製薬との特許係争の結末: 知財高裁平成17年(行ケ)10736 【背景】 重炭酸透析用人工腎臓潅流用剤の製造方法及び人工腎臓潅流用剤」とする特許発明(特許第2769592号)の請求項7~10に係る発明についての特許を無効とする旨の審決を不服として、特許権者である原告(富田製薬)が審決取消しを求めた事案。 請求項9及び10については、進歩性の判断が争点であり、本発明と引例との相違点は「ブ...
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*Case2006

2006.07.19 「X v. 和光純薬」 知財高裁平成18年(ネ)10020

着想を提出した者は発明者か?: 知財高裁平成18年(ネ)10020 【背景】 営業の職務に従事していた原告Xは、着想を記載した検討依頼書を研究所に提出していたことを理由に、本件発明「洗浄処理剤」(特許第3219020号)は原告の職務発明であって、特許を受ける権利を会社に承継させたとして、特35条に基づき、会社に譲渡の対価を請求した(原審: 2006.01.31 東京地裁平成17年(ワ)2538)。...
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*Pharma/IP news

Levofloxacin – Thirteen generic companies file request for invalidation of Daiichi’s patent term extension.

Thank you for your email. To my knowledge, requests for invalidation of Daiichi's patent term extension (Nos. 2006-700042 and 2006-700043) have been filed with JPO by 13 generic companies last August ...
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*Pharma/IP news

2008.01.28 「テバが協和発酵を相手取って特許権侵害訴訟を提起(メバロチン)」

Pravastatin - Teva Pharmaceutical Industries Ltd. has filed a patent infringement lawsuit against Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. selling a generic version of Pravastatin in Japan. テバ(Teva)が協和発酵工業(Kyowa H...
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*Topics

ED治療薬バイアグラ(Viagra)とレビトラ(Levitra)

「ED治療薬として知られている下記化合物: バイアグラ(Viagra)の有効成分 "Sildenafil citrate" (Pfizer) レビトラ(Levitra)の有効成分 "Vardenafil" (Bayer) は、両者ともPDE5 inhibitorであって、構造も酷似しているのに、両者間で"特許的"な問題は生じなかったのか?」 という趣旨のご質問を頂きました。 ありがとうございました...
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*Case2006

2006.06.27 「ヴィアトリス v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10630

公知化合物(フリー体)に対する塩体の進歩性は?: 知財高裁平成17年(行ケ)10630 【背景】 「R-チオクト酸の固体塩を含有する服用形」の発明について、進歩性なしとの拒絶審決に対して取消訴訟を提起した。引例とは「R-チオクト酸を含有する固体形状の服用形」で一致、本件発明は塩であるが、引例はフリー体である点で相違していた。 請求項1: R-チオクト酸と, アルカリ金属又はアルカリ土類金属,水酸化...
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*Case2006

2006.02.24 「SmithKline v. Apotex」 CAFC Docket No.04-1522

プロダクト・バイ・プロセス・クレームは公知プロダクトにより新規性を失うか?: CAFC Docket No.04-1522 【背景】 パロキセチン塩酸塩(paroxetine hydrochloride)を抗うつ剤として販売(販売名: パキシル(Paxil)、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(selective serotonin reuptake inhibitor: SSRI))しているSmi...
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*Pharma/IP news

2007.12.27 「アステラスのセフゾン®カプセル特許侵害訴訟で最高裁が大洋薬品の上告を棄却」

アステラスと大洋薬品との間で争われていた経口用セフェム系製剤セフゾン®カプセル(Cefzon、一般名:セフジニル(Cefdinir))の特許侵害訴訟について、最高裁が大洋薬品の上告を棄却したため、アステラスの勝訴が確定した。 参考: アステラス プレスリリース: 2007.12.27 経口用セフェム系製剤「セフゾン®カプセル」の特許侵害訴訟 アステラス製薬 勝訴確定のお知らせ 関連記事: 2007...
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*Pharma/IP news

2007.12.27 「米国におけるアリセプト® 口腔内崩壊錠の後発品申請に対する連邦地方裁判所の判断」

Mutual社によるアリセプト(Aricept、一般名: 塩酸ドネペジル(donepezil hydrochloride))口腔内崩壊錠のANDA申請がエーザイ(Eisai)の米国物質特許(4,895,841)を侵害するとして、エーザイが米国ニュージャージー州連邦地方裁判所に提訴していた件について、同裁判所は、Mutual社が特許に関して争うANDA申請をせず、またFDAの許可を未だ取得していない...
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*Case2005

2005.11.08 「興和 v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10389

公知薬剤同士の具体的組み合わせが新規な合剤の発明に進歩性はあるか?: 知財高裁平成17年(行ケ)10389 【背景】 「トラネキサム酸及びエテンザミドを含有する解熱鎮痛消炎剤」の出願に対して、特許庁は、トラネキサム酸と他の解熱鎮痛消炎剤との併用が記載されており、その一例としてエテンザミドが記載されていた引例に基づいて、進歩性なしとする拒絶審決を下した。 本願明細書には、トラネキサム酸と、エテンザミ...
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*Case2005

2005.10.26 「メルク・ホエイ v. 三共」 知財高裁平成17年(行ケ)10418

「メバスタン」は「メバロチン」と混同するか?: 知財高裁平成17年(行ケ)10418 【背景】 メルク・ホエイ(原告)は、「メバスタン」の片仮名文字と「MEVASTAN」の欧文字とを上下二段に書してなり、指定商品を第5類「薬剤」とする登録商標の商標権者であったが、登録商標「メバスチン」(引用E商標)及び登録商標「MEVASTIN」(引用F商標)(いずれも指定商品「薬剤」含む)と商4条1項11号に該...
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*Case2005

2005.08.30 「アステラス(藤沢) v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10312

医薬用途発明に薬理データは必要か?: 知財高裁平成17年(行ケ)10312 【背景】 原告(藤沢薬品)は、「ピラゾロピリジン化合物の新規用途(透析時低血圧症)」に関して、拒絶査定となり、拒絶査定不服審判を請求した。しかし、本願化合物が本願疾病の治療剤に利用できることを裏付ける薬理データ又はそれと同視すべき程度の記載は明細書中に存在しないことは明らかであるから、本願発明の詳細な説明が特36条4項に反...
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*Case2005

2005.05.30 「シャイアー・バイオケム v. 特許庁長官」 知財高裁平成17年(行ケ)10012

併用療法が承認済みの場合、合剤承認に基づく合剤特許の存続期間延長は可能か?: 知財高裁平成17年(行ケ)10012 【背景】 原告は抗ウィルス薬ラミブジン及びそれと他の抗ウィルス薬との併用剤に関する特許の特許権者であり、ラミブジンとジドブミンとの合剤(販売名コンビビル錠)の薬事法上の承認を得たことに基づき同特許の存続期間延長登録の出願をしたが拒絶審決を受けたため審決取消訴訟を提起した。 審決理由は...
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*Case2007

2007.10.11 「プロクター&ギャンブル (P&G) v. 特許庁長官」 知財高裁平成18年(行ケ)10509

効果の言及が定性的な記載のみの場合でもサポート要件は満たされるのか?: 知財高裁平成18年(行ケ)10509 【背景】 原告が「中間鎖分岐界面活性剤」に関する特許出願(特表2000-503700号)の拒絶審決取消訴訟。サポート要件(特36条6項1号)が主たる争点となった。 【要旨】 裁判所は、 「特許請求の範囲の記載が,明細書のサポート要件に適合するか否かは,特許請求の範囲の記載と発明の詳細な説明...
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