*Pharma/IP news 日本ジェネリック製薬協会 特許権存続期間延長についての意見公表 2015年5月29日、日本ジェネリック製薬協会知的財産研究委員会は、現在最高裁にて審理中のアバスチン事件の帰趨はジェネリック医薬品業界に看過できない影響を及ぼす恐れがあるとして、「延長された特許権の効力範囲は明確でなければならず、薬事承認によって禁止が解除された特許発明の範囲と、延長された特許権の効力範囲とを明確に一致させることが、最も適切であると考える(抜粋)」との意見を公表しました。参考:日本... 2015.06.17 2020.04.20 0 *Pharma/IP newsPatent term extension
*Case2015 2015.03.25 「東京都立産業技術研究センター v. 東京工業大学」 知財高裁平成25年(ネ)10100 共同発明者と認められるためには: 知財高裁平成25年(ネ)10100【背景】本件は、被控訴人(東京工業大学)と共同研究をしていた控訴人(東京都立産業技術研究センター)が、被控訴人に対し、被控訴人がした「生体吸収性の傾斜した多孔質複合体及びそれを用いた人工骨,並びにそれらの製造方法」に関する特許出願(特願2011-148123号等)につき、特許を受ける権利を有することの確認を求めるとともに、共同研究... 2015.06.14 0 *Case2015Inventorship/Remuneration★★・Composition/Formulation
*Pharma/IP news 2015.06.10 特許庁 「プロダクト・バイ・プロセス・クレームに関する審査基準及び審査・審判の取扱いについて」 2015年6月10日、特許庁は、プロダクト・バイ・プロセス・クレーム(物の発明に係るクレームにその物の製造方法が記載されている場合)に関する最高裁判決 2015.06.05 「テバ v. 協和発酵キリン」 最高裁平成24年(受)1204 2015.06.05 「テバ v. 東理」 最高裁平成24年(受)2658を受けて、プロダクト・バイ・プロセス・クレームに関する審査基準及び審査・審判の取扱いを以... 2015.06.10 0 *Pharma/IP newsProduct-by-processUtility/Description requirement◆Pravastatin・Process/Manufacture
*Case2015 2015.06.05 「テバ v. 東理」 最高裁平成24年(受)2658 プロダクト・バイ・プロセス・クレームの発明の要旨の認定は物同一説で判断: 最高裁平成24年(受)2658【背景】プロダクト・バイ・プロセス・クレームの特許発明の技術的範囲の確定の在り方に関する知財高裁大合議判決を破棄した最高裁判決(2015.06.05 「テバ v. 協和発酵キリン」 最高裁平成24年(受)1204)と同日に出された最高裁判決。本件では、同特許についての特許権侵害差止請求事件におい... 2015.06.08 0 *Case2015InfringementInjunctionProduct-by-processUtility/Description requirement◆Pravastatin★★★・Process/Manufacture
*Case2015 2015.06.05 「テバ v. 協和発酵キリン」 最高裁平成24年(受)1204 最高裁が知財高裁大合議判決を破棄、差戻し審理へ(プロダクト・バイ・プロセス・クレームの特許発明の技術的範囲は物同一説で判断、明確性要件に一定のハードル): 最高裁平成24年(受)1204【背景】「プラバスタチンラクトン及びエピプラバスタチンを実質的に含まないプラバスタチンナトリウム,並びにそれを含む組成物」に関する特許(特許第3737801号)についての特許権侵害差止請求事件において、物の発明につ... 2015.06.06 5 *Case2015InfringementInjunctionProduct-by-processUtility/Description requirement◆Pravastatin★★★・Process/Manufacture・・・Thanks for your comments
*Case2015 2015.03.11 「コスメディ製薬 v. バイオセレンタック」 知財高裁平成26年(行ケ)10204 訂正が特許請求の範囲の減縮を目的とするものであるというためには: 知財高裁平成26年(行ケ)10204【背景】被告(バイオセレンタック)が保有する「経皮吸収製剤,経皮吸収製剤保持シート,及び経皮吸収製剤保持用具」に関する特許第4913030号に対して原告(コスメディ製薬)がした無効審判請求について、本件訂正を認め無効審判請求は成り立たないとした審決(無効2012-800073)の取消しを求めて原告... 2015.06.01 0 *Case2015Amendment/New matter★★・Package/Container
*Case2015 2015.02.24 「大長企画 v. 特許庁長官」 知財高裁平成26年(行ケ)10159 緑イ貝を選択することの容易想到性: 知財高裁平成26年(行ケ)10159【背景】「健康食品」に関する特許出願(特願2009-114271)の拒絶審決取消訴訟。争点は進歩性。請求項1:A.大豆イソフラボンまたは大豆イソフラボン配糖体,B.クルクミン,C.緑イ貝,およびD.コール酸,またはシムノールまたはシムノール硫酸エステルのA,B,C,Dを含むことを特徴とする健康食品。【要旨】主 文1 原告の請求... 2015.05.28 0 *Case2015Inventive step/Obviousness★★・Composition/Formulation
*Case2015 2015.02.19 「大鵬薬品 v. アンティキャンサー」 知財高裁平成25年(行ケ)10311 リサーチツール特許に関する争い: 知財高裁平成25年(行ケ)10311【背景】被告が保有する「ヒト疾患に対するモデル動物」に関する特許第2664261号について無効審判請求不成立審決(無効2012-800093)の取消訴訟。争点は、新規性判断又は進歩性判断の誤りの有無等。請求項1:ヒト腫瘍疾患に対する非ヒトモデル動物であって,前記動物が前記動物の相当する器官中へ移植された脳以外のヒト器官から得られ... 2015.05.25 0 *Case2015Inventive step/Obviousness◆Orantinib★★・Screening assay/tool
*Pharma/IP news ルリコナゾールに関する特許権について 日本農薬(株)及び(株)ポーラファルマは、ルリコナゾールに関する特許権について、2015年5月11日付で下記謹告を掲載しました。2015.05.11 【謹告】ルリコナゾールに関する特許権について 日刊薬業 webpageルリコナゾール(Luliconazole)は、日本農薬がその原薬を製造し、ポーラファルマが、「ルリコン®クリーム1%」(2005年4月11日承認)、「ルリコン®液1%」(2005年... 2015.05.20 1 *Pharma/IP news◆Luliconazole
*Case2015 2015.02.10 「日産化学 v. 陽進堂」 東京地裁平成26年(ワ)3343 ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 東京地裁平成26年(ワ)3343ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する原告(日産化学)が、被告による原薬及び製剤の使用・製造・販売等が上記各特許権の侵害に当たる旨主張して、特許法100条1項に基づきその差止めを求めた事案。内容... 2015.05.17 0 *Case2015InfringementInjunction◆Pitavastatin★★・Polymorph
*Case2015 2015.01.26 「沢井製薬 v. 旭化成ファーマ」 判定2014-600029 新規有効成分(普通錠)の承認に基づく延長特許の効力はOD錠に及ぶ?: 判定2014-600029【背景】請求人(沢井製薬)が、ナフトピジルOD錠「サワイ」は、旭化成ファーマが保有する「良性前立腺肥大における排尿困難症を治療するためのナフトピジルの用途」に関する特許第1878494号の特願平11-700022により存続期間が延長された特許の技術的範囲に属しない、との判定を求めるというもの。【特許庁の... 2015.05.09 0 *Case2015InfringementPatent term extension◆Naftopidil★★・Indication
*Case2015 2015.01.21 判定2014-600018; 2014-600019; 2014-600020 単剤承認で延長された特許権の効力は配合剤に及ぶか?: 判定2014-600018; 2014-600019; 2014-600020請求人が求める請求の趣旨は、判定請求書の記載によれば、 判定2014-600018: 「イ号物品(テルミサルタン+アムロジピンベシル酸塩 配合剤)は、特許第2709225号に係る特許権存続期間延長登録出願2002-700138号により延長された当該特許発明の技術的範囲... 2015.04.19 0 *Case2015InfringementPatent term extension◆Telmisartan★★・Combination therapy
*Pharma/IP news 製薬協 「特許権存続期間延長に関する知財高裁大合議判決に対する意見(その2)」 2015年4月14日、日本製薬工業協会の知的財産委員会は「特許権存続期間延長に関する知財高裁大合議判決に対する意見(その2)」を出しました。日本製薬工業協会webpage: 「特許権存続期間延長に関する知財高裁大合議判決に対する意見(その2)」(引用) 大合議判決文の傍論には、権利の効力について一部記載されているが、この記載から、延長された特許権(有効成分に係る特許権)の効力が細分化され延長対象処... 2015.04.14 0 *Pharma/IP newsPatent term extension
*Case2015 2015.01.27 「日産化学・興和 v. ダイト・持田・東和・鶴原・科研・小林化工・Meiji Seikaファルマ」 東京地裁平成25年(ワ)33993 ピタバスタチン結晶の粉末X線回折ピークの回折角は一致するか: 東京地裁平成25年(ワ)33993【背景】ピタバスタチンカルシウム塩の結晶に関する特許権(特許第5186108号)及びその保存方法に関する特許権(特許第5267643号(前者の分割))を有する原告(日産化学)が、被告らによる原薬及び製剤の製造・販売等が上記各特許権の侵害に当たる旨主張して、特許法100条1項に基づきその差止めを求めた事案... 2015.04.12 0 *Case2015InfringementInjunction◆Pitavastatin★★・Polymorph
*Case2015 2015.01.22 「エフ. ホフマン-ラ ロシュ v. 特許庁長官」 知財高裁平成25年(行ケ)10286 イバンドロネート多形Bの同一性: 知財高裁平成25年(行ケ)10286【背景】「イバンドロネート多形B」に関する特許出願(特願2007-553501)の拒絶審決(不服2012-2606)取消訴訟。審決理由は、本願発明は先願発明(特願2006-536948(出願人: テバ ファーマシューティカル))と同一であるので特許法29条の2により特許を受けることができないというものだった。本願発明(請求項1)... 2015.04.04 2 *Case2015Need for dataPost-published prior art◆Ibandronic acid★★・Polymorph
Patent term extension 平成26年度 特許庁産業財産権制度問題調査研究報告書 2015年3月30日、平成26年度に実施した産業財産権制度問題調査研究事業において取りまとめられた報告書が公表されました。リンク: 特許庁産業財産権制度問題調査研究報告書について(2015年3月30日 特許庁企画調査課)なかでも、「医薬品等の特許権の存続期間の延長登録制度及びその運用の在り方に関する調査研究」は、現行の延長登録制度及びその運用に対する我が国ユーザーの評価、各国における同様の制度及び... 2015.03.30 2020.04.20 0 Patent term extension
*Case2015 2015.01.22 「エフ. ホフマン-ラ ロシュ v. 特許庁長官」 知財高裁平成25年(行ケ)10285 イバンドロネート多形Aの同一性: 知財高裁平成25年(行ケ)10285【背景】「イバンドロネート多形A」に関する特許出願(特願2007-553502)の拒絶審決(不服2012-2605)取消訴訟。審決理由は、本願発明は先願発明(特願2006-536948(出願人: テバ ファーマシューティカル))と同一であるので特許法29条の2により特許を受けることができないというものだった。本願発明(請求項1)... 2015.03.21 1 *Case2015Need for dataPost-published prior art◆Ibandronic acid★★・Polymorph
*Case2014 2014.12.24 「中外製薬 v. DKSH」 東京地裁平成25年(ワ)4040 均等侵害が認められた事件(オキサロールの有効成分マキサカルシトールの製造方法): 東京地裁平成25年(ワ)4040【背景】「ビタミンDおよびステロイド誘導体の合成用中間体およびその製造方法」に関する特許第3310301号の特許権(出願日1997年9月3日)の共有者である原告(中外製薬)が、被告(DKSH)の輸入販売に係るマキサカルシトール原薬)、並びに被告(岩城製薬、高田製薬及びポーラファルマ)の... 2015.03.09 2 *Case2014Doctrine of equivalentsInfringementInjunction◆Maxacalcitol★★★・Process/Manufacture・・・Thanks for your comments
*Pharma/IP news ナフトピジル(フリバス®OD錠)に関する特許権について 旭化成ファーマ(株)は、ナフトピジル(naftopidil)を有効成分とする前立腺肥大症に伴う排尿障害改善剤(商品名「フリバス®OD錠25mg」、「フリバス® OD錠50mg」および「フリバス®OD錠75mg」)を製造販売しています(再審査期間は、2004年12月24日に終了)。2015年2月16日、厚労省は、同年6月薬価追補収載に向け、フリバス®の後発品について21社に承認を与えました(日本製薬... 2015.03.01 2020.04.24 1 *Pharma/IP news◆Naftopidil
*Pharma/IP news プラビックス®(クロピドグレル硫酸塩)に関する特許権について サノフィ(株)は、クロピドグレル硫酸塩(clopidogrel sulfate)を有効成分とする抗血小板剤「プラビックス錠®25mg」、「プラビックス錠®75mg」(以下「プラビックス錠®」)を製造販売しています。2006年1月23日に承認され、再審査期間は、「末梢動脈疾患における血栓・塞栓形成の抑制」(2016年9月27日に終了)を除き、2014年1月22日に終了しています。2015年2月16日... 2015.02.25 2020.04.25 0 *Pharma/IP news◆Clopidogrel
*Case2014 2014.11.28 「興和 v. 東和薬品」 東京地裁平成26年(ワ)772 ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その4): 東京地裁平成26年(ワ)772【背景】薬剤を指定商品とする商標権(第4942833号)を有する原告(興和)が、被告(東和薬品)が薬剤に付した被告標章「ピタバ」が原告の商標権の登録商標(PITAVA)に類似すると主張して、被告に対し、被告標章を付した薬剤販売の差止め及び廃棄を求めた事案。【要旨】主 文原告の請求をいずれも棄却する。裁判所の判断「被告各... 2015.02.22 0 *Case2014Trademark/Unfair competition◆Pitavastatin★
*Case2014 2014.11.28 「興和 v. 小林化工」 東京地裁平成26年(ワ)767 ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その3): 東京地裁平成26年(ワ)767【背景】薬剤を指定商品とする商標権(第4942833号)を有する原告(興和)が、被告(小林化工)が薬剤に付した被告標章「ピタバ」が原告の商標権の登録商標(PITAVA)に類似すると主張して、被告に対し、被告標章を付した薬剤販売の差止め及び廃棄を求めた事案。【要旨】主 文原告の請求をいずれも棄却する。裁判所の判断「被告各... 2015.02.22 0 *Case2014Trademark/Unfair competition◆Pitavastatin★
*Case2014 2014.12.24 「ユーロ-セルティック v. 特許庁長官」 知財高裁平成26年(行ケ)10024 ヘルペスの治療のためのPVP-ヨウ素リポソームの使用 : 知財高裁平成26年(行ケ)10024【背景】「ヘルペスの治療のためのPVP-ヨウ素リポソームの使用」に関する特許出願(特願2006-501821; 特表2006-518719; WO2004/073682)の拒絶審決(不服2010-29390号)取消訴訟。争点は進歩性。請求項1:単純疱疹感染又は帯状疱疹感染によって引き起こされる皮膚障害,水... 2015.02.01 0 *Case2014Inventive step/Obviousness★・Composition/Formulation
*Case2014 2014.12.24 「ノバルティス v. 特許庁長官」 知財高裁平成26年(行ケ)10045 ゾレドロン酸の投与時間を5分から15分にする動機付けは認められない: 知財高裁平成26年(行ケ)10045【背景】「骨代謝疾患の処置のための医薬の製造のための,ゾレドロネートの使用」に関する特許出願(特願2001-585739; WO2001/089494; 特表2004-501104)の拒絶審決(不服2013-7030)取消訴訟。請求項1(本願発明):2-(イミダゾル-1-イル)-1-ヒドロキシ... 2015.01.25 0 *Case2014Inventive step/Obviousness◆Zoledronic Acid★★★・Dosage regimen
*Pharma/IP news 大日本住友 LATUDA® ANDA訴訟提起 大日本住友製薬は、FDAに非定型抗精神病薬「LATUDA®(ラツーダ)」(一般名:ルラシドン塩酸塩(lurasidone HCl))の後発品申請(ANDA)を行った Emcure社等に対し、同社が保有する物質特許(米国特許番号:5,532,372)の侵害を理由として、2015年1月14日、同社の米国子会社であるサノビオン(Sunovion)社と共同で、米国ニュージャージー州連邦地裁に特許侵害訴訟を... 2015.01.16 0 *Pharma/IP news◆Lurasidone
*Pharma/IP news 武田薬品 コルクリス®特許侵害訴訟で仮差止申立却下 武田薬品がHikma社に対して、Hikma社のコルヒチン製剤の販売差止を求めた特許侵害訴訟において、2015年1月9日、CAFCは、地裁がすでに下していた仮差止申立却下の判断を支持しました。また、Hikma社のコルヒチン製剤の発売を認めたFDAに対して提起していた訴訟においても、同1月9日、米国コロンビア特別区連邦地裁は武田薬品の申立を却下しました。コルクリス(COLCRYS)®(一般名:コルヒチ... 2015.01.15 2020.04.24 0 *Pharma/IP news◆Colchicine
*Pharma/IP news 製薬協 「特許権存続期間延長に関する知財高裁大合議判決に対する意見」 2015年1月5日、日本製薬工業協会の知的財産委員会は「特許権存続期間延長に関する知財高裁大合議判決に対する意見」を出しました。日本製薬工業協会webpage: 「特許権存続期間延長に関する知財高裁大合議判決に対する意見」(引用) 知的財産委員会としては、延長登録の要件について大合議判決と現行審査基準とで法律解釈に大きな齟齬が認められるため、安定した制度運用となることを希望する。また、延長された特... 2015.01.05 0 *Pharma/IP newsPatent term extension
*Topics 2014年、医薬系”特許的”な判決を振り返る。 どうなる?延長された特許権の効力。2014年、最もホットだった"特許的"ニュースは、何と言っても、特許権の存続期間延長登録についての大合議判決です。最高裁へ上告されているようですが、かならずしも先発メーカーにとっては大手を振って喜ぶことのできない大合議判決。今後、日本の特許期間延長制度はどうなっていくのか非常に不安です。 2014.05.30 「ジェネンテック v. 特許庁長官」 知財高裁(大合議... 2014.12.31 0 *TopicsPatent term extension
*Pharma/IP news 2014.12.25 「日産化学 リバロ後発品 特許権侵害訴訟を提起(第5報)」 2014年12月26日付けの日産化学のpress release(高コレステロール血症治療剤「リバロ」後発品に対する特許権侵害訴訟の提起について(第5報))によれば、日産化学は、リバロ後発品製造販売会社であるキョーリンリメディオ、三和化学研究所に対し、同社が保有する当該有効成分の結晶形についての特許権侵害行為の差止訴訟を、12月25日付で大阪地裁に提起したとのことです。参考:2014.03.05 ... 2014.12.30 2020.04.20 0 *Pharma/IP news◆Pitavastatin
*Pharma/IP news 中外 オキサロール®特許侵害訴訟で勝訴(東京地裁) オキサロール®軟膏の後発品を販売する岩城製薬、高田製薬、ポーラファルマ及びこれら後発医薬品の原薬等国内管理人であるDKSHジャパンに対し、中外製薬が保有する製法特許(特許第3310301号)の侵害を理由とする特許権侵害行為の差し止めを求めていた訴訟で、2014年12月24日、東京地裁は中外製薬の請求を全面的に認める判決を下した。オキサロール®軟膏は活性型ビタミンD3誘導体マキサカルシトール(max... 2014.12.30 2020.04.25 0 *Pharma/IP news◆Maxacalcitol・Process/Manufacture
*Case2014 2014.12.18 「ユーロ-セルティック v. 特許庁長官」 知財高裁平成26年(行ケ)10059 保存安定性に優れたポビドンヨード調製物のパッケージ: 知財高裁平成26年(行ケ)10059【背景】「ヨードホールを含有する乾燥リポソーム製薬組成物を含むパッケージ及び同組成物を適用する方法」に関する特許出願(特願2004-129590; 特開2004-346064)拒絶審決(不服2011-14812)取消訴訟。争点は進歩性。請求項1:プラスチック材料,紙又は厚紙製のパッケージ中に,ヨードホールを含... 2014.12.27 0 *Case2014Inherent anticipationInventive step/Obviousness★・Package/Container
*Case2014 2014.10.30 「興和 v. 沢井製薬」 東京地裁平成26年(ワ)768 ピタバスタチンのピタバとPITAVA(その2): 東京地裁平成26年(ワ)768【背景】薬剤を指定商品とする商標権(第4942833号)を有する原告(興和)が、被告(沢井製薬)が薬剤に付した被告標章「ピタバ」が原告の商標権の登録商標(PITAVA)に類似すると主張して、被告に対し、被告標章の使用の差止め及び被告標章を付した薬剤の廃棄を求めた事案。【要旨】主 文原告の請求をいずれも棄却する。裁判所の... 2014.12.01 0 *Case2014Trademark/Unfair competition◆Pitavastatin★★
*Case2014 2014.10.14 「沢井製薬 v. ベーリンガー インゲルハイム」 判定2014-600007; 2014-600008 単剤承認で延長された特許権の効力は配合剤に及ぶか?: 判定2014-600007; 2014-600008請求人(沢井製薬)が求める請求の趣旨は、判定請求書の記載によれば、「別紙イ号製品目録に記載された医薬品は、平成15年6月25日登録に係る存続期間延長された特許第2709225号の技術的範囲に属しない、との判定を求める」というもの。同特許はベーリンガーインゲルハイムが開発したアンジオテンシンII... 2014.11.14 2 *Case2014InfringementPatent term extension◆Telmisartan★★・Combination therapy・・・Thanks for your comments
*Case2014 2014.09.25 「アストラゼネカ v. 特許庁長官」 知財高裁平成25年(行ケ)10326; 10327 イレッサ(IRESSA)の一変承認に基づく特許存続期間延長登録出願: 知財高裁平成25年(行ケ)10326; 知財高裁平成25年(行ケ)10327【背景】「キナゾリン誘導体」に関する特許権(特許第2994165号; 特許第3040486号)の存続期間延長登録出願(2012-700002号; 2012-700003号)の拒絶審決(不服2013-10794号; 不服2013-10795号)取消訴訟。イ... 2014.11.02 0 *Case2014Patent term extension◆Gefitinib★★・Compound
*Case2014 2014.08.28 「興和 v. Meiji Seikaファルマ」 東京地裁平成26年(ワ)770 ピタバスタチンのピタバとPITAVA: 東京地裁平成26年(ワ)770【背景】薬剤を指定商品とする商標権(第4942833号)を有する原告(興和)が、被告(Meiji Seikaファルマ)が薬剤に付した被告標章「ピタバ」が原告の商標権の登録商標(PITAVA)に類似すると主張して、被告に対し、被告標章の使用の差止め及び被告標章を付した薬剤の廃棄を求めた事案。被告商品:【要旨】主 文原告の請求を棄却... 2014.10.20 0 *Case2014Trademark/Unfair competition◆Pitavastatin★★
*Case2014 2014.09.10 「カルピス v. 特許庁長官」 知財高裁平成25年(行ケ)10209 医薬用途発明の進歩性(阻害活性と作用の関係性についての技術常識の認定): 知財高裁平成25年(行ケ)10209【背景】「動脈硬化予防剤,血管内膜の肥厚抑制剤及び血管内皮機能改善剤」に関する特許出願(特願2008-500515号)の拒絶審決(不服2011-151号)取消訴訟。争点は進歩性。請求項10(補正発明):Ile Pro Pro及び/又はVal Pro Proを有効成分として含有し,血管内皮の... 2014.10.14 0 *Case2014Inventive step/Obviousness★★・Indication
*Case2014 2014.08.07 「ノバルティス(脱退前の原告 QLT; 訴訟承継参加人 バリアント) v. 特許庁長官」 知財高裁平成25年(行ケ)10183; 平成26年(行ケ)10019 「反復」の進歩性: 知財高裁平成25年(行ケ)10183; 平成26年(行ケ)10019【背景】「眼の光力学的治療による視力改善用組成物」に関する特許出願(特願2006-64119号)の拒絶審決(不服2012-2261号)取消訴訟。争点は進歩性。請求項1:下記処置を含む反復ホトダイナミックセラピーにより,眼に不所望の血管新生を含有する人の視力を改善するための組成物であって,薬理学的に許容可能な賦形... 2014.10.05 0 *Case2014Inventive step/Obviousness◆Verteporfin★・Dosage regimen
*Pharma/IP news 小野薬品・BMSがMerckを抗PD-1抗体特許侵害で提訴 抗PD-1抗体の癌治療用途に関する米国特許(US 8,728,474)を保有する小野薬品及びそのexclusive licenseeであるBristol-Myers Squibb(BMS)は、Merckが米国で抗PD-1抗体KEYTRUDA®(pembrolizumab)の承認を2014年9月4日に得たことを受け、同日付けで、Merckに対して特許侵害訴訟をデラウェア地区連邦地裁に提起しました。2... 2014.09.22 0 *Pharma/IP news◆Nivolumab◆pembrolizumab
*Case2014 2014.08.07 「セルジーン v. 特許庁長官」 知財高裁平成25年(行ケ)10170 異性体の進歩性、一行記載の用途の進歩性: 知財高裁平成25年(行ケ)10170【背景】「(+)-2-[1-(3-エトキシ-4-メトキシフェニル)-2-メチルスルホニルエチル]-4-アセチルアミノイソインドリン-1,3-ジオン,その使用方法及び組成物」に関する特許出願(特願2003-577877; 特表2005-525386)の拒絶審決取消訴訟。引用発明の化合物の(+)異性体を選択して、それを乾癬と... 2014.09.16 0 *Case2014Inventive step/Obviousness◆Apremilast★★・Indication・Optical isomer
*Case2014 2014.07.30 「X v. アルコン リサーチ, 協和発酵キリン」 知財高裁平成25年(行ケ)10058 「ヒト結膜肥満細胞安定化剤」の進歩性: 知財高裁平成25年(行ケ)10058【背景】「アレルギー性眼疾患を処置するためのドキセピン誘導体を含有する局所的眼科用処方物」に関する特許第3068858号について原告(X)がした無効審判請求(無効2011-800018)を不成立とした審決の取消訴訟。主な争点は進歩性であり、下記クレームの「ヒト結膜肥満細胞安定化剤」という発明特定事項が甲1及び甲4から動機付... 2014.09.08 0 *Case2014Inventive step/Obviousness◆Olopatadine★★・Indication
*Case2014 2014.07.30 「エフ.ホフマン-ラ ロシュ v. 特許庁長官」 知財高裁平成25年(行ケ)10208 化合物の製造方法の進歩性: 知財高裁平成25年(行ケ)10208【背景】「炭酸ジメチルを用いたインドール化合物のメチル化」に関する特許出願(特願2007-129662; 特開2007-254487)の拒絶審決(不服2011-22536)取消訴訟。争点は進歩性の有無。請求項1(本願発明):一般式(I):で表わされるメチル化されたインドール化合物の製造方法であって,炭酸カリウム(K2CO3)および/ま... 2014.09.01 0 *Case2014Inventive step/Obviousness★・Process/Manufacture
*Case2014 2014.07.16 「エイワイファーマ(脱退前原告 味の素) v. 大塚製薬工場」 知財高裁平成25年(行ケ)10089 ダブルバッグ方式のビタミンB1入り経静脈用栄養輸液製剤: 知財高裁平成25年(行ケ)10089【背景】味の素が保有していた「2室容器入り経静脈用総合栄養輸液製剤」に関する特許4120018(後にエイワイファーマに承継)について、被告(大塚製薬工場)がした特許無効審判請求を一部成立とした審決(無効2011-800164号)の取消訴訟である。争点は,進歩性判断の当否。2011.02.01 「大塚製薬工... 2014.08.23 0 *Case2014Inventive step/Obviousness★・Package/Container
*Pharma/IP news 「シロドシン」(製品名:ユリーフ®錠)に係る物質特許 キッセイ薬品が創製した前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬「シロドシン」(製品名:ユリーフ®錠)に係る物質特許について、公益社団法人発明協会が主催する「平成26年度全国発明表彰」において、発明賞を受賞したというお知らせ。受賞テーマ:尿道選択的新規排尿障害改善薬シロドシンの発明対象特許 :特許第2944402号参考:2014.07.09 キッセイ薬品press release: 排尿障害改善薬「シロドシ... 2014.07.13 0 *Pharma/IP news◆Silodosin
*Pharma/IP news 沢井製薬の実用新案登録 「切り離し両面カード付き製品包装箱」 2014年6月20日の沢井製薬のプレスリリースによれば、同社は実用新案登録された「切り離し両面シート」を製品化した。 2014年6月20日 沢井製薬press release: 沢井製薬 ジェネリック医薬品 6成分 11品目を新発売 ~実用新案登録された「切り離し両面カード」を初めて製品化~IPDLで検索したところ、その実用新案登録は下記のとおり。【登録番号】実用新案登録第3189942号【考案の... 2014.06.21 0 *Pharma/IP news・Package/Container
*Pharma/IP news 2014.06.16 「沢井製薬 米国でリバロ後発品申請」 2014年6月16日付けの沢井製薬のpress releaseによれば、沢井製薬は、子会社Sawai USA, Inc.を通じて、FDAに対し、LIVALO®の後発品「Pitavastatin Tablets, 1 mg, 2 mg and 4 mg」について、ANDAを提出したとのことです。参考: Orangebook: pitavastatin 2014.06.16 沢井製薬press rel... 2014.06.16 0 *Pharma/IP news◆Pitavastatin
*Case2014 2014.05.30 「帝人 v. 特許庁長官」 知財高裁平成24年(行ケ)10399 特許権の存続期間延長登録が認められなった事例(リノコートパウダースプレー鼻用のノズル(カウンター付)): 知財高裁平成24年(行ケ)10399【背景】「粉末薬剤多回投与器」に関する特許権(特許第3960916号)の存続期間延長登録出願(特願2010-700060)の拒絶審決(不服2010-28132)取消訴訟。本件処分(販売名: リノコートパウダースプレー鼻用25μg)は、粉末薬剤としての成分及び... 2014.06.08 10 *Case2014Patent term extension◆Beclometasone★★★・Package/Container・・・Thanks for your comments
*Case2014 2014.05.30 「ジェネンテック v. 特許庁長官」 知財高裁(大合議) 平成25年(行ケ)10195, 10196, 10197, 10198 特許権存続期間延長登録出願の登録要件について知財高裁大合議判決: 平成25年(行ケ)10195, 10196, 10197, 10198【背景】原告(ジェネンテック)は、アバスチン点滴静注用400mg/16mL及び100mg/4mL(一般名: ベバシズマブ(遺伝子組換え))について、用法及び用量に関する事項を追加することを主な変更内容とする製造販売承認事項一部変更承認(本件処分)を受け、本件医薬品... 2014.06.02 3 *Case2014Patent term extension◆Bevacizumab★★★・Dosage regimen・・・Thanks for your comments
*Case2014 2014.04.16 「林原 v. 日本食品化工」 知財高裁平成25年(行ケ)10125 先願発明との同一性(酵素の微生物の由来の相違): 知財高裁平成25年(行ケ)10125【背景】被告(日本食品化工)が保有する「新規分岐グルカン並びにその製造方法および用途」に関する特許許4397965号について、原告(林原)による特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟。争点は、先願発明との同一性の有無(特許法29条の2)である。請求項4(本件訂正発明4):シクロデキストリン生成酵素と糖転移作... 2014.05.01 0 *Case2014Post-published prior artProduct-by-process★★・Process/Manufacture
*Case2014 2014.03.07 「レクサン v. 国」 東京地裁平成24年(行ウ)591 補正ミスに気付かず特許査定に。特許査定を取り消せるのか?: 東京地裁平成24年(行ウ)591【背景】「1-[(6,7-置換-アルコキシキノキサリニル)アミノカルボニル]-4-(ヘテロ)アリールピペラジン誘導体」に関する特願2007-542886(WO2006/054830; 特表2008-520653)について、出願人(原告)は、誤った内容を記載した手続補正書を提出したまま特許査定となったことに気... 2014.03.29 2 *Case2014Formality★★・Compound・・・Thanks for your comments
*Pharma/IP news サノフィ アレグラ特許侵害訴訟でエルメッドエーザイ及び小林化工と和解 エルメッドエーザイ及び小林化工のプレスリリースによれば、両社が製造販売承認を取得したアレグラ®錠(有効成分: フェキソフェナジン塩酸塩)の後発品に関して、サノフィより、アレグラ®錠の2件の用途特許(第3041954号及び第3037697号)に基づく専用実施権侵害差止請求訴訟が東京地裁に提起されていましたが、サノフィより和解の提案があり、本件訴訟の和解が成立したとのことです。アレグラ®錠の後発品は、... 2014.03.18 0 *Pharma/IP news◆Fexofenadine